消費者金融の金利計算方式は、どの業者でも同じ

金利、つまり利息の計算方法は、利息=利用残高×実質年率÷365×利用日数で弾き出される。これは、どの業者でも共通の計算式だ。例えば、30万円を実質年率18%で借りた場合、1か月(30日間)にかかる利息は、300.000×0.18÷365×30 で、4,438円となる。毎月1万円を返済に充てると、1万円の内、4438円が利息として充当され、残り5562円が元本の返済に充てられる事になる。

上記の例だと、完済までに、実に40回の支払いを行う必要が生じてくる。これを長いとみるか、短いと見るかは個人差だが、客観的に考えて、決して「安く」はない。それほど、利息、つまり金利の負担は大きいものなのだ。無論、その金利で業者は経営を成り立たせているという、当たり前の事実があるが。そして、業者にとっては、短期で返済する客よりも、長期でこつこつと返済する客の方が、金利を多く支払ってくれる「歓迎すべき」顧客なのだ。

借り手からすると、なるべく早期に完済してしまった方が、余計な利息を支払わなくて済むので、短期返済型を選択すべきだろう。キャッシングの返済方法として、約90%が使用されているリボルビング払い(リボ払い、フレックス払い)は、単純な分割払いとは似て非なる方式で、中々、完済が出来ないようカラクリされている。従って、長期にわたって返済を続けると、余計な諸費用が生じてしまい、完済が遠のくのだ。

可能ならば、新生銀行の「ノーローン」のように、1週間無利息といった商品や、大抵は初回利用時のみのサービスだが、大手銀行系消費者金融業者がアピールしている30日間無利息のような、金利の心配の必要のない商品を利用したいのが、借り手の本音だ。

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