これって病気なの?自分では気付きづらい借金依存症の実態

「借金をしてでも買い物したい」
「パチンコしたいけど、お金が足りなくて借金に手を伸ばしてしまう」
「自分では返済出来ると思って借りてるんだけど、なかなか借金が減らない」

こんな人、あなたの周りにはいませんか?「借金依存症」という精神的な病気の可能性があります。どのような病気なのでしょう?そもそも病気なの?性格の問題じゃなくて?ここでは、誰しもなりうる「借金依存症」について解説してまいります。

「借金依存症」とは、借金がやめられない状態です。「お金が無くても借りればいい」という感覚を持ち、お酒やギャンブルなどの依存を併発することが多くあります。金銭感覚の麻痺、返せるという根拠のない確信、困ったら誰かが助けてくれるという希望、このように本人が状況を正しく認識出来ていない・自覚症状が無いことが最大の壁です。

「借金依存症」の原因の一つは、誰しも起こり得る身近なことです。みなさんは日々のストレスでやけ食いや衝動買いをしたことはありますか?原理は同じことです。それが借金をするほど重くなったものが原因の一つだと思えばわかりやすいと思います。

そのような人が身近にいたら、周囲はどう対応すればいいのでしょうか?まず、お金を貸さないことが第一です。かわいそうだからと貸してしまえば、さらに依存が強くなります。そして、借金依存であることを気づかせてあげること。これはなかなか困難なことです。もし話してもわからないようでしたら、精神科・心療内科による治療やカウンセリングをお勧めします。とにかくまずは気づくこと、そして事実を現実的に受け止めることが大切です。

依存症の人が自分の依存性に気付き、いざ直そうと思っても、現実の返済金額など手遅れの状態ではまた現実逃避から依存してしまう場合もあります。みなさんは大丈夫でしょうか?ちょっとでも思い当たる方、今ならまだ間に合うかもしれません。どんな病気も早期発見が治療の鍵になります。ご自分が借金をしている方は常に借入額と返済のチェックを、周囲にいる方は目を配ってあげていただきたいと思います。

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