自分の身は自分で守れ!消費者金融の名義変更が出来ないのはなぜ?

例えば自分の家族が消費者金融の審査に落ちてしまったとして、どうしても借りたいから、代わりに借りてくれと頼まれたとします。「落ち着いたら本人に名義変更すればいいか、自動車とかみたいに」なんて考えてると、痛い目見ますよ…?

消費者金融では、借り入れ人の名義変更は基本出来ないことになっています。もし上記のようなことをしてしまったら、それは借金を肩代わりしていることに他なりません。たとえ実際に利用しているのが自分の家族や友人であったとしても、消費者金融はあなたへの信用、あなたに対する審査でお金を貸しているわけですから、名義を変更することは出来ません。

もし仮に、自分が名義を貸した人の返済が滞ると、その責任はもちろん名義人であるあなたに降りかかります。その名義貸しが同意のもとであればなおさらです。もし同意のもとでではない場合、犯罪的なものも含め、その根拠を示すことが出来れば名義変更は可能な場合もあります。

逆を申せば、名義変更が出来ないからこそ、それは名義貸しによるいわれのない借金の被害の抑止力になっているとも言えます。名義変更は出来ない、ということを知っておくだけで、もしそのような相談を受けた時に断る正当な理由になり得ます。きちんと説明して説得しましょう。

自分の借金ではないのに、自分の信用度が落ちてしまう。あなたが今後、住宅ローンや自動車ローンを組む際に審査で当然不利になります。人助けのつもりで貸した名義が、結果自分の首を絞めてしまう、あるいは人生において大きな事件になりかねません。名義を貸すだけであっても、それは立派な自分の借金です。取り返しはつきません。安易な気持ちで貸さないよう注意しましょう。

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